本日(2024/5/6)はルクソールを巡ります。
ルクソールの遺跡の周り方
ルクソールはナイル川を挟んで東側と西側に主な見どころが分かれています。

東はルクソール神殿とカルナック神殿
西側は王家の谷、王妃の谷、ハトシェプスト女王葬祭殿、メムノンの巨像が有名です。
回り方としてはタクシーを1日チャーターする、ツアーを申し込む、自転車で巡るなどがあります。
エジプトの五月は夏で暑く、土地勘もないので僕の中では論外で、タクシーチャーターも値段交渉がめんどくさいのと後で揉めたなどの話もよく聞くので、ネットでツアーを申し込みました。ルクソールの遺跡巡りツアーは、ガイド付きのもの、半日のもの、ドライバーだけのものとさまざま種類があります。
僕はVelatorのドライバーだけのツアーに申し込みました。値段は5000円なので実際1日タクシーチャーターするときにかかると言われている相場と対して変わらない値段で効率よく巡ることができます。
※一般的なツアーだと王妃の谷は省かれることがあるので行きたい人は別にオーダーするか、個別でタクシーで行く必要があります👀
ツアーは7時開始で、ホテルロビーまでドライバーが迎えにきてくれます。まずはナイル川の陸橋を超え、西側にある王家の谷を見学します。
王家の谷
歴代の王たちの墓が密集する谷で、第18王朝のトトメス1世から王の墓がこの谷に作られるようになり現在では64個もの墓が見つかっている。
当初盗掘を防ぐためにこの谷にひっそりと、葬られていましたが、やがては王の墓があることは周知の事実となり、ツタンカーメンを除く多くの王の墓が掘り起こされ、埋葬品や装飾品が盗まれてしまった。

エリアチケットで見学可能な墓はアイ、セティ1世、ツタンカーメン、ラムセス5,6世の墓以外の3つの墓を見ることができます。ここに挙げた4つの墓は別途チケットを購入する必要があります。
僕はエリアチケットに加えツタンカーメンのチケットを別途購入しました。クレジットカードのみの支払いです。
ゲートを通ると、電動カーが数台止まっており、乗る場合は10EGP支払うと墓があるところまで走ってくれます。もちろん車に乗らず歩くこも可能ですが少し距離があります。

墓の種類はたくさんありますが、公開されているのは10数個ほど。その日によって非公開になる場合もあるので、いくつか見どころをチェックしてから行くと良さそうです。

僕が入ったお墓を紹介していきます。
ラムセス4世の墓
エリアチケットで入れる墓の中で一番人気です。

廊下の壁の壁画はところどころ剥げていますが、色付きのヒエログリフは当時の色を残したままです。奥の玄室に向かうにつれて、色彩もしっかり残っていてとても鮮やかです。

玄室には巨大な石棺があり王家の谷にあるもので最大だそうです。壁には死者の書をモチーフとした壁画があります。天井にはかつてエジプト神話で言い伝えられた天空の神と大地の神を、大気の神がその仲を引き裂くシーンが描かれているそうです。
ラムセス9世の墓

壁画のレリーフがラムセス4世の墓と比較し、綺麗に残っています。ヒエログリフ色合いもこっちの方が鮮やかに感じます。

階段を下ると奥が玄室になっています。

ラムセス9世の玄室も、ラムセス4世同様に天井に、天空の神と大地の神が描かれています。
メルエンプタハの墓
メルエンプタハは第19王朝ファラオです。

入り口にはクヌム神とフンコロガシが描かれています(フンコロガシはエジプトでは神の化身とされています)

ヒエログリフが描かれた通路を下ると、奥に王墓が見えてきます。メルエンプタハの墓は壁に人が多く描かれているのが特徴的です。

玄室の様子です。石棺の横に、人形棺が置かれています。天井には星の模様が施された天井画があります。ここは写真スポットらしく職員が写真とってあげるよ〜と言ってチップをせびってきます。
ツタンカーメンの墓
別途チケットが必要なツタンカーメンのお墓。

言わずと知れたツタンカーメンですが短命だったため、王朝在任期間が短く、他のお墓と比べるとこじんまりとした印象です。
ただそのおかげで近代まで埋葬品の盗難に遭わずに、状態の良いまま保存されています。

ツタンカーメンのミイラです。考古学博物館のTuya Yuyaのミイラと比較すると状態は悪くほぼ骸骨状態ですが、あのツタンカーメンが目の前にと思うと見入ってしまいます。

石棺も小さく派手さはありません。玄室の壁画は盗掘被害にあってないおかげで、かなり保存状態がよくヒエログリフもはっきり描かれています。
ガイド曰く王家の谷は昼間に行くとかなり熱く墓の内部は蒸風呂状態になるので、朝一に行くのがベストとのことでした。この後のツアーも予定ぎっしりだったので1時間半ほどの滞在で、次はハトシェプスト女王葬祭殿へ向かいます。
ハトシェプスト女王葬祭殿
古代エジプト、唯一の女性ファラオ、ハトシェプストが造設した葬祭殿で王家の谷の東側にある断崖を背に建てられています。
トトメス3世を無視してファラオにまで上り詰めた野心家で、戦争を好まず、平和外交によって世を統治していたとされています。
1997年に発生したテロ(ルクソール事件)の現場となった悲しい記憶が刻み込まれた場所でもあります。
こちらも王家の谷から車で10分のナイル川の西側にあります。

通常のビジターチケットのみを買って内部に入ります。ここでも電動カーに乗って祭殿近くまで行きますが、全然歩ける距離にあります。

3階建てで各階に広いテラスを持っており、長いフロープで繋がっています。中庭や礼拝堂には女王の他国との交易を伝えるレリーフが施されています。

3階テラスにはミイラとなりオシリス神に扮したハトシェプストの立像が立ち並び、神殿最深部にあるアメン神(ハトシェプストに命を与えた神)の至聖所を守っているとされています。

アメン神の至誠所で冬至には太陽に光が内部に届くように設計されています。
メムノンの巨像
ハトシェプスト女王葬祭殿が終わり西側から東側へ移動する際に見える2体の巨像で、アメンホテプ3世の像です。元々はこの後ろに葬祭殿があったのですが、第19王朝メルエンプタハが自身の葬祭殿を作るのに邪魔だったので破壊してしまったそうです😅

ここはお金はかからず皆さん車で立ち寄って写真を撮ってすぐ終了です。高さ18mありなかなかの迫力です。
ここからはナイル川を西から東側に渡り、カルナック神殿とルクソール神殿の見学です。
カルナック神殿
カルナック神殿は4000年ほど前に都市テーベ(現代のルクソール)の守り神であったアメン神(空気の神)を祀るために作られた神殿であったが、その後テーベがエジプトの首都となると、アメン神は太陽神ラーと合体し、アメン・ラーとなり当時の人々から多大なる崇拝を受けるようになります。
またそれによりファラオ達が神殿、石像やオベリスクをカルナック神殿に寄付したため、巨大な複合神殿となりました。
カルナック神殿は東西540m、南北600mの周壁で覆われており、世界最大の神殿と言われています。
見どころ満載であり2時間半では正直周り切れませんでしたが大切な見どころだけ掻い摘んで載せていきます。

カルナック神殿への入り口で、スフィンクが両サイドに並ぶ参道を抜けると第一塔門があります。高さは43mありエジプト最大の塔門です。一見すると破壊されているように見えますが、建設途中だったとか。
スフィンクスは顔が羊であり、このことからも羊はアメン神の聖獣とされています。

第一塔門を抜けると第一中庭と呼ばれる広間にでます。もともと礼拝堂があったそうですが今は壊れてしまっています。さらにその先には、第二塔門が見え、その左右にはファラオの像が置かれています。

第二塔門の奥が大列柱室です。このような高さ23mの太い円柱が130本立ち並んでいます。この柱はラムセス1世が建設を始め、最終的にラムセス2世が完成させました。ここまでの柱を作ったのは、権力の誇示なのか不明ですが、何か宗教的な意図もありそうです。

大列柱室を抜けると、第三、第四塔門を通ると2本のオベリスクが見えてきます。オベリスクとは針を意味し、太陽の象徴として建設されました。

この光のさしこむ部屋はどういう意味なのかは分かりませんが、人だかりができていて写真スポットのようでした。
神殿奥には、アメン神の至聖所やトトメス3世祝祭殿などがありました(時間の関係でチラッとしか見切れませんでした)もっと事前知識があると楽しそうですが、ここだけで半日は使ってしまいそうですね。
ルクソール神殿
新王国時代にカルナック神殿の副神殿として建設され、建設当時はカルナック神殿とルクソール神殿は、スフィンクス参道で繋がっていた。
ガイドにルクソール神殿は夕方の方が綺麗で、ライトアップしてるからおすすめと言われ、まだカルナック神殿見学を終えて昼すぎだったのでツアーは終了し、一旦ホテルへ。あとでルクソール神殿に個人的に行くこととします。
ルクソール神殿はホテルの真ん前にあり徒歩2分でアクセス良好です😄
夕方の16時に再度出発しルクソール神殿に入りました。

神殿の第一塔門の左にオベリスクが立っておりルクソール神殿のシンボルとなっています。右側にあったオベリスクはフランスに寄贈されたそうです。その後ろにラムセス2世坐像が並びます。

第一塔門を通過すると、ラムセス2世の中庭とアメンホテプ3世の中庭と、その二つをつなぐ大列柱室を見ることができます。

カルナック神殿まで当時続いていた参道には1200体のスフィンクスが並んでいて圧巻です。
神殿内で時間を潰していると次第にあたりが暗くなりライトアップが始まりました。

まだ空が明るいうちのライトアップはとても幻想的です。

暗くなると先ほどまではオレンジがかって見えていた神殿も、白黄色になります。
この時間になると観光客も少なくてのびのびと撮影できました。
ルクソール神殿を満喫したとこで、昨日に引き続きjamboreeレストランで食事を摂りました。ルクソールでの最後の晩餐です。
マスターにラム肉をおすすめされいただいたのですが量がとんでもなく多い💦スペシャルメニューだそうです。でも変わらず美味しかったです😄

翌日胃もたれすることを確信して、帰路に着きます。
明日はカイロに一旦戻ります。さよならルクソール!!!


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