ホロンボハットからキボハット
本日(2024/5/29)はホロンボハットを出発して最終キャンプ地のキボハットまで登ります。予定としてはそのまま休憩して、深夜0時にキボハットを出発し、山頂へアタック開始です!
昨日までは曇ってて見えなかったのですが、ホロンボハットからキリマンジャロの山頂がはっきりと見えます。まだまだ道のりは遠いですが着実に近づいています。

いつ見てもホロンボハットからの下界の眺めは最高です。


朝8時出発。途中まではやや急な登り坂です。
標高はそろそろ4000mを超えてくるので、より一層呼吸とペース配分に気をつけます。

途中ヘリの着地スポットがありました。高山病で一刻を争う時などはここが合流ポイントになるんだとか。昨日もタンカで運ばれている女性を見て、改めて過酷な登山だなと思い知らされます。

出発から1時間半ほどで、植物がほとんどなくなりました。ひたすら平坦な砂利道を進み、最終キャンプ地が近づいてきます。
幸いなことにまだ、高山病の症状は出ておらずゆっくり、しかし着実に歩を進めます。

キボハット付近にはタンポポのような植物が咲いていました。写真では白い花びらも実際はシルバーに輝いて見えます。

12時ちょうどに最終キャンプ地のキボハット到着!足の疲労は半端ないですが、息切れ以外の症状なく、気分は爽快です。
キボハットで大事なことはとにかく、深夜のアタックまでいかに体を休めるか!運のいいことにローシーズンだったのでこの日もロッジは独り占め。仮眠中に騒音で起こされることはありません。
食事は昼と夜に2回ありました。エネルギー切れを起こさない様に食べないといけないのですが、量が多すぎてきつい😓

結局半分ほど食べて、夜中のアタックまで仮眠をとりました。といっても緊張と不安でなかなか寝付けないのが現実。目を閉じて横になって、その時を待ちます。
深夜12時前にガイドとコックがロッジにきてくれ、装備品の最終チェックをし、軽食を食べました。
装備はヒートテック2枚にダウン2枚、タイツの上に登山パンツを2枚、靴下も2枚重ね着しました。これだけ着込むと外は氷点下5度ほどですが、そこまで寒く感じません。
キボハットを出発! 頂上のウフルピークを目指す!
深夜0時ついに出発。ここまでは高山病の症状はなく、行ける、、気がする!自分を奮い立たせます。

あとはAllenについていくだけ。
山頂を目指し、月明かりとヘッドライトの光だけを頼りに突き進みます。上にも下にもヘッドライトの灯りがみえ、みんな必死に登っています。追いついたり抜かされたり、ペースは人それぞれ。

斜面から後ろを振り返ると、マウウェンジー峰と月がとても綺麗です。※マウウェンジー峰はキリマンジャロの横にある剣山の様な山で、その険しさ故、登山は禁止されています。
登り初めてから3時間ほどした時、わずかながら腹痛があり、おなかにガスが溜めっているのを感じました。これも高山病の症状の一つのようで、至る所で人糞を見かけました😅
頭が少しぼーっとしてきたので、コックに渡されたビスケットとマンゴージュースを飲み糖分を補給します。
見下ろすと、先ほどまでいたキボハットはかなり遠くに見えますが、うっすら月明かりに照らされて見えるキリマンジャロの稜線はちっとも近づいてきません。次第に頂上を見上げて登ると気持ち悪くなてきてしますので、足元だけを見てひたすら歩き続けます。
ガイドがポレポレ、ハクナマタタと何回も励ましてくれます。

山頂付近になると斜面が一気に急になり、ロッククライミングの様な場面も現れます。だんだん頭がクラクラしてきますが、それでもできる事は足を右、左と一歩づつ進めることだけです。ここら辺から積もった雪がとこどころに現れます。
2時間ほどのロッククライミングが終わりやっと山頂の一角、ギルマンズポイント(5685m)に到着しました。ここでも登頂の証明書はもらえるのですが、本当の頂上はまだ先にあるのでここを通過して、さらに登っていきます。

次第に空が明るくなってきました。右に見えるのが先ほど夜空に照らされていたマウウェンジー峰です。大分登ってきたことが実感できます。

ステラポイントに到達。ここはかつて頂上だった場所ですが、本当のピーク(ウフルピーク)はここからさらに1時間ほど登った先にあります。ここで半数の人が下山してしまうのですが、ここまできたからにはウフルピークを目指します。
長く辛い道のりですが、無心に歩き続けました。

ステラポイントを通過した頃に日の出を迎えました。山頂付近から見る日の出は言葉に表せないほど美しかった。
山頂に近づくにつれ前方を行く登山客の登頂を祝福する歓声が大きくなってきます。あと少し。下山中の登山客とすれ違いAlmost there!と声をかけてもらい最後の力を振り絞ります。
そして、午前7時7分ついにウフルピーク到達。

アフリカ大陸の最高峰に立つことができました。4日間ひたすらこの瞬間のためだけに登ってきたので、達成感でいっぱい。Allenと抱き合い感動を分かち合いました。
社会人になってから、こんなに達成感のある挑戦をすること自体が少なくなってきた様に感じるので今回キリマンジャロに挑戦できたのは自分の中で大きな財産となりました。
しばらく頂上で景色を堪能したいところですが、標高5895mで酸素は地上の半分。やはり多少なりとも高山病の影響は出ているので、名残おしいですが早々に下山します。
下山が一番過酷
元きた道を戻り、山頂から3時間ほどでキボハットまで戻りました。高度を下げたら回復すると期待していた三半規管は結局戻らず、めまいと吐き気が続くためキボハットで2時間ほど仮眠をとりました。
アタックを終えた後はキボハットを超えさらに、ホロンボハットまで下山しないといけないため、まだまだ道のりは長いです。
吐き気は治ってきましたが、慣れない下り道の連続につま先と足首を負傷し、想像以上に時間がかかってしまいました。

ホロンボハットには結局16時すぎに到着しました。ホロンボハットは雲の上に山小屋が乱立しているような光景を楽しめる一番好きなキャンプ場ですが、さすがに今回はそんな元気はなく、夕飯を食べた後は爆睡し、14時間ほど眠って気づいたら朝になっていました。

朝食後は食堂前にある広場に集まりチームみんなにチップをわたし、写真をとりました。全てをサポートしてくれたガイドのAllenや、コックのレオナルド、縁の下の力持ちのポーター2人に支えられて登頂できました。みんな、アサンテ・サーナ!!

前日と比べると足も幾分回復しており、順調に第一キャンプ場であるマンダラハットまですんなりと降りてこれました。ここまでくると他の登山客も、登頂の有無に関わらずみんな笑顔です。
僕は足のけがもあり大事をとって、マンダラハットから少しおりた舗装道路で、ピックアップ車に乗って下山しました。

5日ぶりに飲んだコーラ、、、うま〜!昨日からあまりご飯を食べれてなかったので特別にコックが、あまりもので料理を作ってくれました。
社長のDavidとも再会し、Congratulationと言っていただきました😄

登頂証明証を受け取りキリマンジャロ国立公園を後にします。僕はホテルへ、チームのみんなは事務所へ、ここでお別れです。5日間も一緒に行動していたので寂しさはありますが、旅ならではの素敵な一期一会に感謝です。
キリマンジャロ登山まとめ
登山経験がなく何もかもわからない不安な中でしたが無事キリマンジャロを登りきることができました。
今回の挑戦は自分の中で忘れかけていた『先のことを考えず、着実に一歩一歩前進すれば、いずれ大きな頂に立てる』という大切な教訓を思い起こさせてくれるものでした。
Summit 2 Sand Safariのメンバーは、登りたいという意志があるかぎり、どんな手をつくしてでも登らせる!と、僕を手厚くサポートしてくれ、登頂という目標を叶えさせてくれました。
友人や家族にキリマンジャロのツアー会社を教えるとすれば僕は自身をもってこの会社をお勧めするし、次回登ることがあった時は、またここを利用しようと思います😄


コメント