本日(2024/5/4)は、ギザを離れ日中はカイロ市内を観光し、そのあとアスワンに向かいます。限られた時間の中だったので、エジプト考古学博物館と初日に入場できなかった、ムハンマドアリモスクを訪れました。
エジプト考古学博物館

エジプト考古学博物館はカイロにある国立の考古学博物館で、1835年にエジプト政府によって建設された歴史ある博物館です。先史時代から古代ギリシャ・ローマ時代まで20万点もの展示物が収蔵されており、歴史的、芸術的価値の高い博物館で、ツタンカーメンの黄金のマスクが見れるところとしても有名です。
ナイル川の東の対岸に位置していて、カイロ国際空港からも車で25分の場所にあり長時間トランジットで立ち寄ることも可能です。
エントランスで荷物検査があり、敷地内に入ると右手にオフィスがありチケットを購入できます。入場料は450EGP(2024年5月時点)でカード決済可能です。日曜と木曜は夜間営業(17:30-21:00)も行っており、値段が多少変化するそうです。
博物館は2階建てで、1階は主に年次別の展示で、ファラオの石像や埋葬物の展示などが中心です。2階は種類別展示で、ツタンカーメンの遺品や数々のミイラを見ることができます。
1階(年代別展示)
印象的だったいくつかの展示物を紹介していきます。
ナルメル王のパレット

まずエントランスを抜けて正面に展示されている最初の目玉は、第1王朝の創始者ナルメル王のパレットです。パレットの両面ともに王が描かれており、現代に至るまで発見されたファラオを描いた遺品としては最古のものである。博物館の展示物でも人気の遺物であり多くのギャラリーが集まります。
カフラー王の石像

カフラー王は第4王朝を統治したファラオであり、この像は背もたれの高い玉座に腰掛けている状態で表現されている。3Dスキャンも無い、何千年も前にこれほどまでに綺麗に人間を再現できる技術があったことに驚かされますね😁
ピラミッドを見てからこの考古学博物館を訪れると『あの墓の王がこれかぁ』と知識のつながりを実感できます。
クフ王の小像

お次はクフ王の像で、大きさは7.5cm手のひらサイズです。世界一大きなピラミッドの王の像がこんなに小さいなんて皮肉なものです。
この小像が発見されたのは、ギザから遠く離れた街で、最初は右足のみしか発見されなかったが、クフ王の名が記されていることがわかり、探索の結果その他のパーツが見つかったそうです。
メンカウラー王の像

ハトホル、バトの女神を左右に従えたメンカウラー王の三体像です。メンカウラー王も第4王朝のファラオで、カフラー王の息子に当たります。
この3人はともに血縁関係にあり第4王朝を支配したファラオとして活躍しました。この3体の石像は同室に置かれており、知名度も高く人気なので多くツアーガイドが熱心に説明していました。
王妃ハトシェプストの石像頭部

これは第18王朝の王妃ハトシェプスト。トトメス3世を無視してファラオにまで上り詰めた野心家で、戦争を好まず、平和外交によって世を統治していたとされています。ハトシェプスト王妃のミイラは王家の谷で発見されています。

ハトシェプスト王妃のスフィンクスです。
その他にもたくさんの出土品が大量に展示されています。ここでは載せきれませんが、ガイドをつけるか、ガイドブックである程度予習してからいく方が絶対楽しめると思います。
2階(種類別展示)
2階はほぼ完全な状態で見つかったツタンカーメンの遺留物や黄金のマスク、歴代のファラオのミイラが展示されています。
ツタンカーメンに関する展示
ツタンカーメンは第18王朝のファラオです。若くして亡くなったため、墓を作る歳月を割けず、周囲に存在が知られずに墓が作られたので、後世で遺品の盗難を免れたとされています。
ツタンカーメンの部屋は撮影NGなのでここでは載せられませんが、黄金のマスクや、金の装飾品の数々で埋め尽くされており圧巻です。いつの時代も金は人の心を魅了してきたことが垣間見えます。

これは撮影OKエリアに置かれていたツタンカーメン王の黄金の椅子です。
ミイラの展示
ミイラは保存状態の良いTuyaとYuyaのミイラが廊下に飾られています。この方たちは王族ではないらしいのですが、その後の王族の発展に貢献して重要人物だそうで、他の王族と一緒に王家の谷に埋葬されています。
髪や目まで残っておりかなり綺麗な状態のミイラです。

実は僕はミイラを見たことがなかったので、3000年も前の人がこんな綺麗な状態で残ってることに大きな衝撃を受けました😅
ムハンマドアリモスク

次に向かったのはムハンマドアリモスク。初日に営業時間終了してしまい行けなかった因縁の場所です。
カイロの中心地の丘の上にあり考古学博物館からはタクシーで10分ほどの近場にあります。
19世紀に建設されたトルコ様式のモスクで、エジプト最大のミナレットを有する。丘の上にカイロを見渡すように建設されました。
入場料は450EGPで荷物検査をしてから中の城壁にあるオフィスでチケットを購入します。大きな荷物はエントランスに預けるように言われました。
エントランスを抜けるとすぐに上の写真にあるように、堂々としたモスクが見えてきます。
壁の向こう側を(手前の道路では無いほう)進んでいくと、モスクの正面に回れます。

モスクの中庭は一面真っ白でルイフィリップより送られた時計塔もあります。中庭は土足現金なので10EGP払って、シューズカバーをもらいます。

中庭からモスク内部に入ることができます。内部は天井から吊るされた365個のシャンデリアで埋め尽くされており、暗い室内に浮かび上がる照明を真っ白な床が反射していてとても幻想的な空間です。
天井ドームやステンドグラスにも様々な彫刻が施されています。

モスクを抜けると奥に展望台があり、カイロを一望できます。エジプトの建物は茶色の外観が特徴的でかなりごちゃごちゃした印象です😅 空気が澄んでいる時はギザのピラミッドが見えるそうです。

ムハンマドアリモスクの隣には軍事博物館があり、モスクのチケットを購入している人はフリーパスではいれます。このモスクが建てられた頃に使用していた大砲や現在の戦闘機までさまざまな軍事展示物がありましたが、時間も迫って来たためサラッと流し見しました😅
これは1800年ごろの大砲だそうです。

モスク見学を終え、時刻も夕方になりぼちぼち空港に移動です。
カイロからアスワンまでフライト
飛行機は19時発のエジプト航空です。
ターミナル3でチェックインして搭乗エリアへ。お腹減ったのでサラダを購入し、休憩します。

搭乗ゲートに行くと、何も塗装していない名もなき飛行機が一機。倉庫から急遽出してきたの?!と心配になりましたが、アフリカあるあるみたいです。まぁ安全に飛んでくれさえすればいいんですけどね😇
1時間ほどのフライトでアスワン空港に到着。空港は金ピカにライトアップされていてエジプト感強めです。

アスワンはウーバーが使えないので、タクシーと直接交渉か、ホテルからの送迎を依頼する必要があります。タクシー運転手だと正確なホテルの位置を理解していない可能性があり、夜間でもあるため、一番確実なホテル手配の送迎にしました。
無事ドライバーと合流し、ホテルへ。
ギザでの反省を生かして少しグレードアップしたホテル(City Max Hotel)にしたらWi-Fiがサクサク動く。ただエレベーターの日付は2016年と8年遅れでした😆

溜まっていた作業をこなし明日のアブシンベルツアーに向けて早めの就寝。翌朝4時にお迎えがくるそうです。


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